北米時間2015年1月21日,Microsoftは「Windows 10: The Next Chapter」と題するイベントを開催し。
開発中の次期Windows「Windows 10」の詳細を公開した。Windows 7/8.1またはWindows Phone 8.1。
のユーザーであれば,Windows 10の発売後1年間は無料でOSをアップグレードできるとのことだ。
また,Windows 10には,開発コードネーム「Project Spartan」と呼ばれる新。
しいWebブラウザが搭載することも明らかにされている。さらに。
「Xbox App」というXbox Liveユーザー向けのアプリケーションも提供され。
Xbox Liveのコミュニケーション機能を利用できるほか。
PCゲームの画面を録画する「Game DVR」機能や,Xbox One上で動作しているゲームをWindows 10が動作しているPCにストリーミング配信するゲームストリーミング機能も標準で提供されるとのことだ。また。
Microsoftは同イベントで,立体映像を投影可能なWindows 10対応の拡張現実型HMD「Microsoft HoloLens」。
(以下,HoloLens)も発表している。スキーゴーグルのような形状のHMDを装着し。
ユーザーの視野に立体映像を投影するだけでなく,ジェスチャで投影されたアプリケーションを操作できるようになるという。
Windows 10にはHoloLensを使うためのAPI(Application Programming Interface)が用意されており。
ユーザーの周囲にある空間をスキャンしたり,拡張現実映像を合成するアプリケーションを作ることが可能になるとのことだ。
HoloLensの具体的な発売時期は明言されていないが,Windows 10が現行製品である間に登場するとされている。
なお,イベントの詳細については後ほどレポートする予定だ。北米時間2015年1月6日から1月9日。
まで開催された北米最大の家電見本市2015 International CES(以下,CES 2015)。
同イベントの常連出展社でもあるIntelは。
イベントに合わせて開発コードネーム「Broadwell-U」ことノートPC向け第5世代Coreプロセッサを発表しており。
それに合わせてPCメーカー各社も,同CPUを搭載する製品を投入してきた。
とはいっても,家電製品が主役のCES 2015というイベントにおいて。
PCは脇役どころか存在感すらほとんどないのが正直なところ。
製品を展示するPCメーカーすらごくわずかという,PCにとってはお寒いイベントだ。そういう事情もあってか。
Intelも新CPUを搭載するPCをアピールするのではなく。
PCやx86アーキテクチャのSoC(System-on-a-Chip)を中心とした周辺技術とその活用法。
をアピールする方向へと舵を切っている。それを反映したのが。
1月6日に開かれたIntelのCEOであるBrian Krzanich氏による基調講演だ。