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PDFを使えば、パソコンの種類どころかスマホなどパソコン以外のデバイスでもレイアウトが崩れずに表示できるため、今では文章をやりとりする場合の標準となっています。そしてPDFは手軽に編集できないので、誤って改ざんされることも少ないためそれもメリットのひとつです。
でも時にはPDFを編集したい時ってありますよね。そんな時使うのが Adobe Acrobat というアプリなんですが、スタンダードで月額1380円、プロ版で月額1580円します。少々値がはるのですが、このプロ版を使うと PDFファイルを なんと Microsoft Office 文章に変換できます。しかも驚くことに、写真撮影やスキャナから取り込まれた画像ファイルだけの PDFファイルでもできるんです。これってすごくありませんか?
私のオフィスではFAXが届くと紙面(画像ファイル)がPDFに変換されて保存されるようになっています。これがメールで届くのでどこにいてもFAXを確認出来るので便利なんです。
でも時にはちゃんとしたテキストデータで欲しいときもあるのですが、メールが苦手なんて相手も少なくなく、FAXで送られてきてしまいます。私だけメールでくれというワガママも通らないので、しかたなくFAXでいただいているのですが、なんだかちょっと・・・ですよね。
Faxが届くとPDFファイルで保存される
3、AcrobatDC Pro では画像だけのPDFも変換できる
今回の Adobe Acrobat のバージョンアップで、画像ファイルだけのPDFを テキストだけでなく、WordやExcel、PowerPoint などの Microsoft Office 文書に変換できるようになりました。
Adobe AcrobatDC Pro でOffice文書に変換
非常に簡単な操作で FAXから変換された画像だけのPDFをWord文書などに変換できます。
ところがまだバグがあるのか、私の環境ではこの簡単操作からは正常に動作しませんでした。何が原因なのかよくわかりません。
ですが、メニューからの操作で変換できました。ファイル→書き出し形式→Microsoft Word→Word文書(Wordの場合)と進めば変換機能が起動します。画像ファイルをスキャンして文字とレイアウトを認識してくれます。
メニューからなら変換できた
Word文章として保存するファイル名を聞いてくるので、それを入力してやります。
保存するファイル名を指定
Microsoft Word が自動で起動して、変換された文章が表示されます。
よく見ると「下記の通り」の「下」と「記」や「ご出席」の「ご」「出」が重なってしまっているのですが、全体的にはレイアウトも含めて非常に良く再現されています。OCR(文字認識アプリ)としては充分実用のレベルかと思います。後はよく見て間違っている部分を手直ししてやればいいですからね。一から打ち直すことを思ったら非常に効率はいいですね。
Microsoft Word が起動して文書が表示される
いかがでしょうか?今回の Adobe Acrobat の大進化は私にとって予想を大きく上回る物でした。スキャナやカメラで取り込んだ文書、FAXで受けとった文書が簡単に Word や Excel 、PowerPoint のファイルに変換できるんです。今まで有償無償でこのようなことができるアプリがあったのですが、もう必要ありませんよね。