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Windows 10も「ページングファイル」と呼ばれる仮想メモリーを使う。HDD/SSDの空き領域を仮想メモリーとして用いるが、初期状態ではWindows 10をインストールしたホストドライブ(通常はCドライブ)の空き領域を使用する設定だ。今回はページングファイルを別ドライブに移動するための手順を紹介する。
ページングファイルはユーザーが操作する必要がないため、システムファイルに分類されており、標準設定ではエクスプローラーに表示もされない。「フォルダーオプション」(もしくはエクスプローラーのオプション)から設定を変更することで、表示させることが可能だ。
標準設定では、ページングファイルはWindows 10をインストールしたドライブのルートフォルダーに配置される。ドライブ容量の問題やフラグメント(断片化)を避けるため、あるいはSSDの寿命を考えて、別ドライブに移動させているユーザーは多い。Windows 10でページングファイルを別ドライブに移動させるには、以下の手順を実行する。
このとき「カスタムサイズ」を選択して、ページングファイルのサイズを固定するテクニックは昔から使われてきた。カスタムサイズでもシステム管理サイズでもパフォーマンスを左右することはないが、フラグメントを回避する場合は、設定のダイアログに示された推奨値を指定するといいだろう。
特にメッセージの類は表示されないものの、ページングファイルの移動にはPCの再起動が必要となる。元のページングファイルが削除されないからだ。
再起動後はページングファイルが元の場所から削除され、Windows 10は新たに作成したページングファイルを利用する。なお、ホストドライブがSSD、別ドライブがHDDといった構成の場合、ページングファイルをHDD上に移動させると、OSのパフォーマンスは多少なりとも低下する点に注意してほしい。SSDの読み書き速度に対して、HDDの読み書き速度は大幅に劣るからだ。
8月初旬より配信されたWindows 10 Anniversary UpdateをインストールしたPCがフリーズするという問題が報告されている。
これは米Microsoftの公式フォーラムにて10日(現地時間)に同社が書き込んだもので、少数の報告ながら、アプリやデータをOSと別パーティションに保存したSSDドライブにAnniversary Updateをインストールしたシステムにおいて、フリーズが起こる可能性があるという。
この症状に遭遇した場合、「Safe Mode」であれば、問題なくOSを起動可能としており、これによりアプリやデータをOSと同じパーティションに移動することで、問題を回避できるという。
Microsoftはこの問題への対応を進めており、アップデートがあり次第、フォーム上に報告すると述べており、該当スレッドの「Subscribe(このディスカッションを購読する)ボタン」を押して通知を待って欲しいとしている。
また、Anniversary Updateはインストール後、10日以内であれば以前のビルドに戻すことができ、問題がある場合はこちらの方法も試して欲しいとしている。ビルドを戻すには「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「以前のビルドに戻す」の「開始する」をクリックしていけばよい。
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印象のいい書類にするには
用紙に印刷した書類で、印象を大きく左右するのは、余白の分量です。データ数が少ない小さい表の場合、余白が目立ちすぎ、間の抜けた感じになってしまいます。これを緩和するには、ヘッダー、フッターを利用しましょう。用紙の上部、または、下部に、日付や会社名などを配置するだけで、余白も気にならなくなり全体が引き締まります。
また、表やグラフのほかにちょっとした文字列があると目を引きます。タイトルを目立たせたり、ポイントを短い文字で表すと、確実に伝わる書類になります。
左は表の右、グラフの下の余白が目立ち、おざなりな印象です。右は、余白が目立たないように表やグラフのサイズを調整しています。さらに、ヘッダー、フッターを挿入し、タイトル文字を大きくするなど、手を加えています。些細なことですが完成度の高い書類に見えます
Excelのヘッダー、フッターは、シートが表示されている画面では見ることができません。「ページレイアウト」表示画面で操作しますが、画面の切り替えがポイントです。
[挿入]タブの[ヘッダーとフッター]ボタンをクリックすると、画面は自動的に「ページレイアウト」表示画面に切り替わり、ヘッダーの入力領域が表示されます。ここに日付や名前など文字を入力します。フッターは、[フッターに移動]をクリックして入力します。入力が終わったら、[表示]タブの[標準]ボタンをクリックして、元のシート表示に戻ります
Windows 10でIEを使うには、IEのありかと既定のブラウザ(1)
Windows 10では完全に新開発のブラウザEdgeが搭載され、こちらがマイクロソフトお勧めのブラウザとなっています。
システムの既定のブラウザとしても最初からEdgeが設定された状態になっていたり、初期状態でタスクバーにピン留めされているのもEdgeだけにされているなど、マイクロソフトはかなり本気で「Edge推し」を進めています。
ですが業務でIEが必要なケースもあるでしょうし、色々な関係からActiveXなどのプラグインが動作する必要がある環境もあると思います。
今回はWindows 10のIEのありかと、IEをより使いやすくするために既定のブラウザを変更する方法を合わせてご紹介します。
Windows 10のスタートメニューの中のIEのありか
Windows 10ではIEも一応スタートメニューに登録されてはいるのですが、ちょっとわかりにくい場所に隠されたような形になっています。
IEのショートカットは「Windows アクセサリ」のフォダの中にあります。
毎回ここまでスタートメニューをたどるのも面倒ですから、IEを多用する方はIEを「スタート画面」か「タスクバー」に「ピン留め」してしまいましょう。
ピン留めを上手く活用することが、Windows 8.1以降のWindowsと上手くつきあう方法の一つではないかと思います。
ピン留めするとスタート画面は次のようになります。
IEのアイコンがタイルの形でスタート画面(スタートメニュー)に表示されるようになりました。タイルが大きすぎる、と言う場合にはタイルのサイズを「小」に変更すれば、通常のアイコンサイズでの表示になります。
PDFを使えば、パソコンの種類どころかスマホなどパソコン以外のデバイスでもレイアウトが崩れずに表示できるため、今では文章をやりとりする場合の標準となっています。そしてPDFは手軽に編集できないので、誤って改ざんされることも少ないためそれもメリットのひとつです。
でも時にはPDFを編集したい時ってありますよね。そんな時使うのが Adobe Acrobat というアプリなんですが、スタンダードで月額1380円、プロ版で月額1580円します。少々値がはるのですが、このプロ版を使うと PDFファイルを なんと Microsoft Office 文章に変換できます。しかも驚くことに、写真撮影やスキャナから取り込まれた画像ファイルだけの PDFファイルでもできるんです。これってすごくありませんか?
私のオフィスではFAXが届くと紙面(画像ファイル)がPDFに変換されて保存されるようになっています。これがメールで届くのでどこにいてもFAXを確認出来るので便利なんです。
でも時にはちゃんとしたテキストデータで欲しいときもあるのですが、メールが苦手なんて相手も少なくなく、FAXで送られてきてしまいます。私だけメールでくれというワガママも通らないので、しかたなくFAXでいただいているのですが、なんだかちょっと・・・ですよね。
Faxが届くとPDFファイルで保存される
3、AcrobatDC Pro では画像だけのPDFも変換できる
今回の Adobe Acrobat のバージョンアップで、画像ファイルだけのPDFを テキストだけでなく、WordやExcel、PowerPoint などの Microsoft Office 文書に変換できるようになりました。
Adobe AcrobatDC Pro でOffice文書に変換
非常に簡単な操作で FAXから変換された画像だけのPDFをWord文書などに変換できます。
ところがまだバグがあるのか、私の環境ではこの簡単操作からは正常に動作しませんでした。何が原因なのかよくわかりません。
ですが、メニューからの操作で変換できました。ファイル→書き出し形式→Microsoft Word→Word文書(Wordの場合)と進めば変換機能が起動します。画像ファイルをスキャンして文字とレイアウトを認識してくれます。
メニューからなら変換できた
Word文章として保存するファイル名を聞いてくるので、それを入力してやります。
保存するファイル名を指定
Microsoft Word が自動で起動して、変換された文章が表示されます。
よく見ると「下記の通り」の「下」と「記」や「ご出席」の「ご」「出」が重なってしまっているのですが、全体的にはレイアウトも含めて非常に良く再現されています。OCR(文字認識アプリ)としては充分実用のレベルかと思います。後はよく見て間違っている部分を手直ししてやればいいですからね。一から打ち直すことを思ったら非常に効率はいいですね。
Microsoft Word が起動して文書が表示される
いかがでしょうか?今回の Adobe Acrobat の大進化は私にとって予想を大きく上回る物でした。スキャナやカメラで取り込んだ文書、FAXで受けとった文書が簡単に Word や Excel 、PowerPoint のファイルに変換できるんです。今まで有償無償でこのようなことができるアプリがあったのですが、もう必要ありませんよね。